【雑学ブログ】氷のお話。
どうも、とりばあです。
昨日は特にネタもなく、夜勤だったため更新をやめました。
まあ、毎日投稿を歌ってる訳ではないので別にいいかなって。笑
まあそれでですね、仕事中氷を製氷機からアイスタンクに移していた時の話。
ふと、これって現代だからできることだよな、と思ったわけです。
では、昔はどのようにして氷を作っていたのか、
またどのようにして物を冷やしていたのか、
気になったわけです。
昔の氷事情
昔の有名な文献の一つに、「枕草子」というものがございます。
皆さまもご存知のものだとは思いますが、読んだことがある方はどの程度いらっしゃいますでしょうか。
私は少しだけ読んだことがあるのですが、その中に現代でいうかき氷のようなものを食べる描写が出てきます。
それを知っていた私は、昔から氷なるものが存在することを知っていたわけですが、実はとても原始的に作られていたそうです。
調べる前は、何らかの物理法則を使用して氷を作っていたのだと思っていたのですが、そんなものではなかったようです。
氷は、冬の時期に寒冷地対策で水を凍らせる事で製造されていたようです。
開国後は、輸入も行われていたそうですが、ご察しの通りとても高級品だったとの話です。
そりゃ、冬に製造された氷を夏まで保管しておくわけですから、冷蔵庫や冷凍庫がない当時はとても保管に苦労していただいたはずです。
ちなみに、清少納言の時代では、冬の間に天然の氷を削り出し、洞窟などの奥に作った、氷室という貯蔵施設を作って保管していたそうで、都まで運び御所につく頃にはかなり小さくなっていたとの話です。
今では考えられない話ですね。笑
因みに、氷室という苗字はここからきていて、尾張の国などの氷室がある地域が氷室という地名になり、それが苗字になったという説もあるそうです。
その後氷室家は現栃木県に移動したそうで、氷室という苗字の方は現代では栃木や群馬に多くいらっしゃるようです。
そういえば、ミュージシャンの氷室京介さんも群馬県出身でしたね。
氷の歴史に興味を持った方は、もっと詳しくご説明されているウェブサイトもございますので、是非そちらをお読みください。
どうやって物を冷やしていたか
近代になると、もうすこし簡単に氷が手に入るようになりました。
蒸気式、アンモニア式など、様々冷凍庫も開発され、電気を使わずとも空間を冷やす技術は発達してきます。
それでもやはり自分の力で物を冷やすものは高級品で、簡単に手に入るものではなかったそうです。
しかし、氷だけならわりかし手に入りやすくなってきていますので、氷を買うことで利用できる冷蔵庫が現れました。
それは木製冷蔵庫です。
木製冷蔵庫の上段は、先ほども名前が出てきた氷室という部分です。
皆さまもご存知の通り、暖気は上にたまります。
そのためストーブは地面に、エアコンは上につける、というのは雑学入門編というよりは、常識かもしれませんね。
さて話を戻して、この木製冷蔵庫では氷室に氷を入れ、冷気は暖気とは逆で下に溜まるので、氷で冷やされた空気は下段の貯蔵庫におります。
冷やしたいものを下段に入れることで、冷蔵庫としての機能を果たしていたようです。
木製冷蔵庫はなかなかオシャンティーなデザインで、すこし欲しくなってしまうようなデザインですね。
このように、昔はとても原始的な方法で氷を製造、ものを冷やすという行為を行なっていたことがわかりました。
氷は、飲み会の時も話のきっかけを作りやすいと思いますので、よければ流れを作るのにでもお使いくださいね😄
では、また次回。